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宮沢賢治が由来?ゆりあぺむぺるの意味
ユリア ペムペル わたくしのとおいともだちよ
宮沢賢治『春と修羅』-青空文庫 パート九 参照
宮沢賢治が大正11年から12年にかけて綴った詩集『春と修羅』に登場する一節。
店名の意味はその登場人物「ユリア」と「ペムペル」に由来します。
アール・ヌーヴォー様式の装飾は店内外の至る所に散りばめられており、まるで物語の中へ入り込んだような雰囲気が漂っています。
※アール・ヌーヴォー...Art nouveauとは、19世紀末から20世紀初頭にかけて興った花や植物を模した曲線のある装飾を主題とする美術運動。
1976年にオープンし、今年で46年になる老舗喫茶店の紹介をして参ります。
ゆりあぺむぺるの人気メニュー
ゆりあぺむぺるにはお店の代名詞とも言える人気メニューがいくつか存在します。
来訪時にはぜひ試してみたくなるそんなメニューたちを紹介します。
クリームソーダ
まず何と言っても古き良き喫茶店の代表格クリームソーダ です。
ゆりあぺむぺるでは、基本となる3種類に加え、アレンジとして7種類、そして18:00以降のみ提供可能な1種類の計11種類ものクリームソーダを取り揃えています。
画像は2022年7月時点での内容です。
カラーバリエーションだけでなく、そのネーミングセンスも独特で、ゆりあぺむぺるの世界観を存分に堪能できる品々です。
一般的にクリームソーダ と言えばメロンソーダをイメージするところですが、ゆりあぺむぺるでは、「ラピスラズリ」という鉱石を冠したブルーハワイのような爽やかな甘さが特徴的なクリームソーダです。
さらに、ゆりあぺむぺるの特徴として、アイスの大きさです。
アイスディッシャー1杯分ではなく、大きめのグラスの口を覆うように盛られた特大サイズのバニラアイスクリームが暑い夏には特に嬉しい逸品です。
ティラミス
クリームソーダも魅力的なメニューに変わりませんが、デザートメニューも魅力的なラインナップです。
ゆりあぺむぺるのティラミスは下にしっかりした食感の珈琲クッキーを敷き、その上に芸術的に盛られたマスカルポーネクリームと頂に降り注ぐカカオパウダーが渾然一体となって口の中で溶けます。
その名も「忘れられないティラミス」
ゼラチンを使用していない為、口溶けが良く、雑味のないそれでいて濃厚な味わいが楽しめます。
お店の雰囲気とティラミスという北イタリア出身のスイーツの風格にも合ったさりげない気品が漂う食器も魅力的で、ティラミスがより美味しく写ります。
名前の通り、一度食べたら忘れられない想い出になるでしょう。
プリン
ゆりあぺむぺるのプリンはいわゆる固めプリンの中でも特に固めな印象。
しっかりした固さもありながら、その食感は実に滑らかで、生クリームとバニラビーンズをふんだんに使った風味が非常に良く出ています。
メニューの説明にも記載があるように、まさにここでしか食べれない独自の進化を遂げたハイクオリティープリンです。
ウィンナーコーヒー
ウィンナーコーヒーはクリームの甘さを最大限に発揮し、コーヒー自体にもその甘さが浸透し、最後の一滴まで余韻を楽しむことができます。
カップとソーサーもおしゃれなデコレーションで、内装のアールヌーヴォーとも親和性の高い逸品です。
ゆりあぺむぺるの詳細
席数・・・[1階]カウンター5席(※利用可否不明)/2名掛けテーブル2卓/4名掛けテーブル4卓/[2階]2名掛けテーブル2卓/4名掛けテーブル3卓/大テーブル(最大2名3組程度の相席)1卓
価格・・・ブレンド¥630/カフェオレ¥750/アイスコーヒー¥680/プリン¥550/ティラミス¥600/スマイルチキンカレー¥1,280/クリームソーダ¥
WiFi・・・無し
支払・・・現金/クレジット【レジにて後払い】
電源・・・無し
混雑・・・時間帯によっては混み合う。5組以上の並びで声掛け対応有り。
ゆりあぺむぺるの周辺観光案内
多くの飲食店が建ち並ぶ北口界隈と、井の頭公園が広がる南口と、2つの顔を持つ吉祥寺ですが、住みたい街ランキング上位に君臨し続ける魅力溢れる界隈であることに変わりはなく、老若男女問わず親しみやすい街と言えるでしょう。
主な観光資源は四季折々の風景が楽しめる井の頭公園です。
園内には井の頭自然文化園があり、本園である動物園と分園である水生物園で別れており、両園共に魅力的な動物たちで溢れています。
先ほど、駅北口方面に飲食店が密集していると申しましたが、ゆりあぺむぺるや井の頭公園がある南側エリアも多くの魅力的なカフェやレストランなどで賑わっています。
ゆりあぺむぺるまでのアクセス
JR中央総武線及び京王井の頭線吉祥寺駅南口(公園口)を出てすぐの左右に伸びるバス通りを右手に1分程歩いたところにあります。
また、1本隣の井の頭通り沿いにはバス停が複数あり、京王バスや小田急バスなど、様々な路線での利用が可能です。
基本的には吉祥寺駅からのアクセスが便利な為、鉄道路線の利用が便利ですが、路線バスも仙川や調布、深大寺などから直接アクセス可能です。
<店名>
ゆりあぺむぺる
<営業時間>
11:30~24:00
※時短中11:30~20:00
ランチ 11:30~16:30
不定休
<住所>
東京都武蔵野市吉祥寺南町1-1-6
<最寄駅>
吉祥寺
<公式サイト>
Instagram) @yuriapemuperu