概要
「Pavlov(パブロフ)」は、株式会社ブライダルプロデュースグループが運営する横浜元町に本店を構えるパウンドケーキ専門店です。店舗は元町本店とここ虎ノ門店の他、GINZA SIX店、横浜ベイクォーター店、六本木店と展開し、内カフェ併設店舗は元町本店と虎ノ門店の2店舗です。店名の由来は、名前を聞くだけで口いっぱいに甘い香りが広がるという「パブロフの犬」に着想を得たという話です。
シェフパティシエの近藤康和氏は、パリ5区のGérard Mulot(ジェラール・ミュロ)で日本人初のシェフパティシエを務め、帰国後も数々のホテルでシェフパティシエを務めた後、同グループのグランシェフパティシエに就任しました。
パブロフはパウンドケーキ専門店だけあってその製法に独自のこだわりが詰め込まれています。
まず使用されている小麦粉ですが、一般的なパウンドケーキよりも使用料を抑え、代わりに白いんげんの白餡を加えることでしっとりとした口溶けを実現しています。もちろん国産の小麦粉を使用しています。
塩はミネラルの含有量世界一と言われる沖縄県産「ぬちまーす(命の塩)」を使用。
バターは、北海道産のものを使用していますが、穀物ではなく牧草のみを与えて育てられた牛のミルクを使用したグラスフェッドバターを使い、体に優しいパウンドケーキに仕上がっています。
メニュー紹介
パブロフのパウンドケーキは生地のしっとり感とふわふわ感が共存しており、一般的なパウンドケーキ特有のパサパサ感が皆無です。生地自体にも独特な甘さがあり、非常に食べやすく、さらにフルーツ(今回は季節限定のメロン)の存在も邪魔しない逸品です。メロンの隣に並んで上に乗っているのがマスカルポーネクリームで、さっぱりしたメロンとしっとり生地とのアクセントにもなっています。
コーヒーや紅茶もセットで注文が可能で、高級感のある内装と調度品に囲まれて優雅な時間を過ごせます。
まとめ
雰囲気★★★★★・・・優雅で上質な空間。
滞在 ★★★☆☆・・・ゆっくり過ごせる。
作業可☆☆☆☆☆・・・作業向きではない。
価格帯★★★★☆・・・相応価格。
待機列★★★★☆・・・席数は少ないが並ぶ印象無し。
立地 ★★★★☆・・・駅近。
接客 ★★★★☆・・・丁寧な対応。
2014年に虎ノ門ヒルズ、2020年に虎ノ門ヒルズビジネスタワーが開業し、注目を集めている虎ノ門界隈において、おそらくパウンドケーキ専門店はパブロフ唯一ではないでしょうか。席数こそ少ないものの、元々オフィス街でお手土産需要が多い洋菓子販売において、ターゲット層に則した展開をしていると言えるのではないでしょうか。見た目が鮮やかで可愛らしく、味も申し分なく美味しい。手頃なサイズ感に価格帯で、老若男女に好かれる魅力的なパウンドケーキだと思います。店内も優雅で落ち着いた時間を過ごせます。
周辺観光案内
2020年に竣工したばかりの虎ノ門ヒルズビジネスタワーは、オフィスビルと商業施設が合わさった構造で、多くの飲食店を擁しています。特筆すべきは、虎ノ門横丁と呼ばれるレストラン区画で、3階の一角に和食、フレンチ、イタリアン、中華、エスニックなど多様な業態の飲食店を、まるで横丁のように配置し、昼夜を問わず賑わいを見せています。
詳細は虎門横丁公式サイトをご覧ください。
また、虎ノ門ヒルズの外に目を向けてみると、出世の石段で有名な愛宕神社や、都心のオアシス日比谷公園も徒歩圏内にあります。虎ノ門という街自体がオフィス街であり官庁が近いこともあり、多くの飲食店が軒を連ねています。近隣に高級ホテル「アンダーズ東京」もあり、近年オフィス街だけに止まらない客層をも取り込んでいます。
店舗情報
東京メトロ日比谷線虎ノ門ヒルズ駅と東京メトロ銀座線虎ノ門駅が最寄駅です。日比谷線は1番線の中目黒方面ホームからは直接B3出口まで地下を通って虎ノ門ヒルズビジネスタワー内に入れますが、反対側の2番線北千住方面ホームからは地上を経由してタワー内に入る必要があります。銀座線の場合、1番線の渋谷方面ホームからも、2番線の浅草方面ホームからも地上に出ずにお店まで行けます。ただ、2番線の浅草方面ホームからは改札を出ずに一度連絡通路を通って反対側の1番線渋谷方面ホームを経由する必要があります。
JR線の最寄駅は新橋駅で西口から徒歩約10分地上を歩いて虎ノ門ヒルズビジネスタワーまで行けます。
<店名>
Pavlov PATISSERIE 虎ノ門店
<営業時間>
月-金 10:30-19:30
土日祝 11:00-19:00
<住所>
東京都港区虎ノ門1-17-1
虎ノ門ヒルズビジネスタワー1F
<最寄駅>
虎ノ門ヒルズ
虎ノ門
<公式サイト>
Web) https://www.pavlov.jp/
Facebook) パティスリーパブロフ
Instagram) pavlov._official