閉店ミロンガ・ヌオーバの店名の意味は音楽!?
ミロンガ・ヌオーバは1953年創業の老舗喫茶店で、1949年創業の最古参「ラドリオ」に次いで歴史の長い老舗喫茶店です。
しかし、2022年12月に閉店します。
この閉店は一時的なもので、翌2023年2月に元あった場所から40mほど歩いた場所にリニューアルオープンして今に至ります。
一度閉店を挟んだものの、店内外の昔懐かしい喫茶店の雰囲気を尊重し、カウンター席には老舗のマッチ箱が並ぶレトロな空間を楽しめます。
店名の「ミロンガ」はmilongaと書き、スペイン語でアルゼンチンやウルグアイやブラジル南部の音楽ジャンルを意味します。
また、アルゼンチン・タンゴ・ダンスを踊る場所を指す言葉でもあります。
さらに、「ヌオーバ」とは1995年のリニューアル時に付与された名前で、スペイン語において単語の後ろにつけることで「新しい」を意味する形容詞です。
つまり「ミロンガ・ヌオーバ」とは、新しいアルゼンチンタンゴ、又は新しいアルゼンチンタンゴを踊るダンスホールという意味と言えます。
ゆえに、店内にはアルゼンチンタンゴをはじめ軽快で趣のある音楽が流れており、喫茶店激戦区の神保町界隈においても特筆すべきカフェとして周知されています。
閉店前よりもフロアは広く席数も増えた印象ですが、以前あった場所には現在「襤褸」という新しい喫茶店が入っており、改装されているものの以前のミロンガの雰囲気を色濃く残しています。
ミロンガ・ヌオーバのメニュー
ミロンガ・ヌオーバのメニューは定番のコーヒーメニューから軽食、そしてダンスホール然としたビールメニューも用意されています。
食事メニューやスイーツメニューは控えめに。
あくまでもコーヒーをはじめとするドリンクメニューがメインというメニュー構成で、いかにも喫茶店らしく、また店名の通りダンスホールのような印象を強く受けます。
また、メニュー横に注意書きとしてあるように、他店の迷惑になる為、満席時における待機ができない為、空きそうな時間を見計らって伺うか、あえて空いているであろう時間に足を運ぶのが良いでしょう。
また、店内利用時にも混雑時には長居を遠慮する配慮も大事です。
メニュー内容は季節によって変わります。また、価格は変動する場合もあります。
ミロンガ・ヌオーバの詳細
席数・・・カウンター12席/2名掛けテーブル2卓/4名掛けテーブル4卓
価格・・・ミロンガブレンド¥650/カフェ・オーレ¥750/カフェ・カプチーノ¥850/ビール¥750~/本日のケーキ¥450
WiFi・・・無し
支払・・・現金【レジにて後払い】
電源・・・無し
混雑・・・日にちや時間によって満席になる。満席時に店頭待ち不可。
ミロンガ・ヌオーバの周辺観光案内
神保町界隈はカレー店と喫茶店が多く集まるエリアです。
ミロンガ・ヌオーバの斜向かいにも1972年創業の「神田伯剌西爾」、神保町駅からの道中にも1955年創業の「さぼうる」があり、他にも1949年創業の最古参「ラドリオ」や以前ミロンガがあった場所に2024年2月にオープンした「襤褸」など、魅力的な喫茶店が神保町という限られた地域に地域に数多健在します。
ミロンガ界隈は神田すずらん通り商店街をはじめ、碁盤の目のように路地が十字に交差して形成される街並みに多くの飲食店が点在しています。
学生街とオフィス街の交わる区画で、飲食店のみならず、アートギャラリーや書店、漫才劇場などもあり、少し足を伸ばせば御茶ノ水楽器街やスポーツ用品街まで簡単にアクセスできます。
ミロンガ・ヌオーバまでのアクセス
東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄新宿線、三田線のA7出口から出て、神保町界隈で有名な老舗喫茶店「さぼうる」の前を通って突き当たりにあるのが新生ミロンガ・ヌオーバです。
以前は、神保町最古参の「ラドリオ」の斜向かいに位置しておりましたが、現在は同じく老舗の「神田伯剌西爾」の斜向かいにあります。
神田すずらん通りと靖国通りに挟まれる路地に位置します。
また少し遠くなりますが、JR中央・総武線御茶ノ水駅の御茶ノ水橋口から明大通りを通ってもアクセスできます。
こちらのルートからだと、「古瀬戸珈琲店」の前を通り、神保町駅からだと「ギャラリーカフェ古瀬戸」の前を通ります。
<店名>
ミロンガ・ヌオーバ
<営業時間>
平日11:30~22:30(L.O.22:00)
土日祝11:30~19:00(L.O.18:30)
水曜日定休
<住所>
東京都千代田区神田神保町1-3-3
<最寄駅>
神保町
<公式サイト>
Instagram) @milonga_nueva