パーラーキムラヤと閉店の噂?
パーラーキムラヤは、新橋駅前ビル1号館の地下1階に入る1967年創業の老舗喫茶店です。
ビートルズが「Hello, Goodbye」を歌い、日本ではグループサウンズが大流行した昭和42年は、リカちゃん人形(タカラ)やチョコボール(森永製菓)、ハイエース(トヨタ自動車)が発売開始された年でもあり、まさに昭和を代表する喫茶店の一つとして今日まで残り続けています。
ちなみに、「新橋 キムラヤ」と検索すると「閉店」の文言が目に入りますが、これはパーラーキムラヤのことではなく、2007年に惜しまれつつも閉店したディスカウントストアのキムラヤのことです。
1999年5月に開店した「セレクトイン キムラヤ新橋本店」は、2007年にヤマダ電機の傘下となり、同年12月にキムラヤとしては閉店し、「LABI新橋デジタル館」としてリニューアルオープン。
そんな「LABI新橋デジタル館」も、ビルオーナーの森トラスト総合リート投資法人との賃貸契約の関係で2021年の12月で閉店しています。
街の景色が移り変わる中で、色褪せずに今なお昭和レトロな風情を残しながら営業を続けるパーラーキムラヤが貴重な存在であることに間違いはなさそうです。
パーラーキムラヤのプリン
パーラーキムラヤのプリンは都内でも指折りの硬度を誇ります。
しっかりした生地に懐かしい味わいのプリンには、フルーツと生クリームが添えられており、背の高い容器も昭和レトロなプリンを彷彿とさせる趣があります。
プリン自体の味わいも実にシンプルで、奇を衒っていない王道を往く風格さえあります。
ウィンナーコーヒーは、たっぷりと盛られたクリームがお洒落なカップに良く映える逸品です。
クリームのボリュームがある為、生クリーム好きにはたまらないウィンナーコーヒーに仕上がっています。
パーラーキムラヤのモーニングメニュー
AM8:00~AM11:00はモーニングサービスを利用できます。
この時間帯はグランドメニューの利用も一部可能ですが、基本的にはモーニングメニューの提供が優先されます。
セットの内容は、バタートーストと茹で卵にドリンクをコーヒーか紅茶かミルクをホットかアイスかで選べて付けることができます。
また、コーヒーやトーストの単品も通常の営業時間帯よりも安価に注文できるモーニングメニューを展開しています。
シンプルながらもバターの染みた厚切り食パンのトーストは満足感がります。
ワンコインで頂けるのも嬉しいサービスです。
パーラーキムラヤの詳細
席数・・・2名掛けテーブル3卓/4名掛けテーブル10卓
価格・・・コーヒー¥440/アメリカン¥460/カフェオレ¥500/ウィンナーコーヒー¥600/紅茶¥440/ココア¥570/バタートースト¥300/イチゴジャムトースト¥350/ミートソーススパゲティ¥700/プリン¥580/ホットケーキ¥540/モーニングセット¥490
WiFi・・・無し
支払・・・現金【レジにて後払い】
電源・・・無し
混雑・・・比較的すぐに入れる印象。
パーラーキムラヤの周辺観光案内
新橋といえば、1872年に日本初の鉄道路線として新橋-横浜間が開業したことでも知られており、「旧新橋停車場跡」として、当時の駅舎を復元した建物の中にレストランや鉄道歴史展示室を設けた施設が建てられています。
この展示室は入場無料で、小規模ながらも鉄道の歴史に触れられる興味深い展示内容が魅力的です。
また、近隣には「パナソニック汐留美術館」や「アドミュージアム東京」など、魅力的な美術館も多く、浜離宮庭園や新橋演舞場も近く、老舗から新進気鋭の飲食店も多いことから、観光には事欠かない地域と言えるでしょう。
パーラーキムラヤまでのアクセス
JR線、都営地下鉄浅草線、東京メトロ銀座線、そして東京臨海新交通臨海線ゆりかもめの新橋駅前の新橋駅前ビル1号館の地下1階に入っています。
ゆりかもめ以外の路線からは、地下を通って新橋駅前ビル内へ入れる為、雨の日でも濡れることなくアクセス可能です。
また、都営地下鉄大江戸線の汐留駅からも少し歩きますが、地下を通ってアクセスできる為、こちらも便利です。
<店名>
パーラー キムラヤ
<営業時間>
月~金 7:30~22:00
土 11:00~17:30
日祝定休
<住所>
東京都港区新橋2-20-15
新橋駅前ビル1号館B1F
<最寄駅>
新橋