概要
まず「茶室小雨」の重厚な扉を開けて店内に入ると、その既視感に驚かされます。
カフェ激戦区の蔵前界隈において、私自身数多くのカフェに足を運んで参りましたが、この時抱いた既視感は当然のもので、実は「茶室小雨」は、同じ蔵前界隈で有名な「from afar」「喫茶半月」「菓子屋シノノメ」「道具屋nobori」「文月」と同じ系列で、「light source co. ltd」が運営しています。
「茶室小雨」の歴史は新しく、2019年7月18日に開店し、翌2020年11月12日に現在の場所に移転してリニューアルオープンしており、同系列店の中では「洋服と身にまつわるもの」をコンセプトに2020年8月22日に開店した「文月」の次に新しいお店です。
また、系列店舗に共通して、カフェ店舗のデザートはイートイン専用で、テイクアウト店舗に関してはイートインスペースがなく、テイクアウト専用とのことです。
ちなみに、「茶室小雨」をはじめ、上述した「from afar」「喫茶半月」はカフェ店舗で、「菓子屋シノノメ」はテイクアウト専門のお菓子店、「道具屋nobori」は生活雑貨店、「文月」は衣料洋品店です。
Profileでも書いていますが私自身イートイン専門なので、今後「from afar」と「喫茶半月」の記事も投稿して参ります。
メニュー紹介
ビクトリアケーキとは、文字通りイギリスのヴィクトリア女王に因んで名付けられたケーキで、日本でいうショートケーキ程の知名度を誇るイギリスを代表するケーキです。
イギリス独特の重厚感のあるスポンジにジャムを挟んだシンプルなケーキですが、元々は、夫を亡くしたヴィクトリア女王に公務復帰をしてもらおうと開かれたパーティーで振る舞われたケーキで、女王はこのケーキをとても気に入ったことから、ヴィクトリアケーキと名付けられたという説があります。
「茶室小雨」は紅茶専門店であり、コーヒーメニューはありません。その代わり、紅茶のメニューは充実しています。
ロードベルガモットは、名前からわかるようにアールグレイティーの一種で、一般的なアールグレイよりも一層味や香りが芳醇な茶葉です。ビクトリアケーキがシンプルな風味のため、香りの強いロードベルガモットも合わせやすく、美味しい紅茶、美味しいケーキとともに優雅なひと時を過ごせます。
また、同系列他店舗には無い、ノンカフェインのお茶が頂けるのも「茶室小雨」だけです。
まとめ
雰囲気★★★★★・・・非常に落ち着いた雰囲気
滞在 ★★★★☆・・・ゆっくり過ごせる
作業可★☆☆☆☆・・・作業向きではない
価格帯★★★★★・・・比較的リーズナブルな価格
待機列★★★★☆・・・週末は混み合う
立地 ★★★★☆・・・大通りでありながら店内は落ち着いた空間
接客 ★★★★☆・・・丁寧な対応
広々としたワンフロアを贅沢に使った内装は心を落ち着けるには程よい空間演出です。ロマネスク建築を彷彿とさせるアーチ型の大窓からは自然光をふんだんに取り入れ、華美な装飾が抑えられたシンプルな造りには一瞬の入りにくさを醸し出しますが、その頑なさがまた魅力的で、一歩店内に入ると引き込まれる感覚はぜひ一度味わってみてください。
そんな中で頂くケーキと紅茶の美味しいことは言わずもがなです。
周辺観光案内
また、蔵前界隈には同系列店舗以外にもカフェが多く、浅草まで徒歩圏内ということも相まって街歩きや観光に非常に最適と言えます。
蔵前界隈だけでもカフェ以外に雑貨屋さんも多く、浅草まで足を運ばなくても蔵前界隈だけで1日楽しむことの可能でしょう。
「茶室小雨」から浅草雷門までは徒歩約15分。
問屋街でお馴染みの浅草橋駅までは徒歩約10分圏内です。
店舗情報
最寄駅は都営浅草線と都営大江戸線の蔵前駅ですが、両駅は地上乗換駅で、出口がの位置が若干異なります。
「茶室小雨」の最寄駅は、都営浅草線の蔵前駅です。A0かA3出口から国際通りを渡った通り沿いにすぐ見つかると思います。徒歩約2分です。
都営大江戸線の蔵前駅からは、A6またはA5出口から国際通りに出てから真っ直ぐ南下すると徒歩約5分で到着します。
大々的に看板は出ていませんが、扉の脇に立て看板が出ており、国際通り沿いに面した瀟洒な外観の建物と重厚な扉とアーチ型の大窓が目印なので、意外とわかりやすいと思います。
<店名>
茶室 小雨
<営業時間>
11:00-18:00(L.O.17:30)
月曜定休
<住所>
東京都台東区蔵前4-14-11
ウグイスビル1F
<最寄駅>
蔵前
<公式サイト>
Instagram) cosame_4204